愛の戦士 レインボーマン
(ネタバレあり。ド素人・新参ファンの感想なので、的外れなことを言っているかもしれません。ご容赦・ご笑覧ください。)
当ブログ最初のレビュー。最近聴いたこの作品を取り上げたいと思う。
「愛の戦士 レインボーマン」
2007年8月27日発売/ドラマCD/変身ヒーロー
関さん 34歳ごろ (※テレビアニメやドラマCDなどで音声収録時期が不明な場合、原則として放送時/発売時の関さんの年齢を記載)
【役名】ヤマトタケシ/レインボーマン
【年齢】不明。青年。推定20歳前後?
(原作では第1話時点で17歳。レインボーマンへの変身能力を有した時点で18歳。40話時点で20歳ぐらい。
以上情報元…Wikipedia)
【役の属性】主人公
【役の職業・所属】変身ヒーロー
【役の性格・背景】真面目。やや繊細。悩みつつ戦う。
【声のトーン、演技の雰囲気など】やや高め。青年らしい。爽やかだがやや影あり。読経中は声低め。
繊細な感情表現。
敵にやられたときのうめき声が色っぽい。
【共演者】青野武、斎賀みつき、谷山紀章、三木眞一郎、神谷浩史、中村悠一、石田彰 ほか
当時は若手だった方も含まれているとはいえ、豪華キャストである。皆さん非常に素敵な演技だった。
【原作】川内康範
NET系テレビドラマ「愛の戦士レインボーマン」
1972~1973
東宝製作
☆超オススメ!
関さんが生まれた1972年に放送が始まった特撮ドラマをドラマCD化した作品。関さんの演技力をじっくりたっぷり堪能できる、超オススメな一作。爽やかな青年ボイスも非常に好みだった。
☆繊細な感情表現
私が関さんのファンになった一番の理由は、繊細で濃密な感情表現に心を奪われたことだ。若手声優さんなどの演技を聞いていると、お上手ではあるのだが、心情の表現が「このキャラはいま喜んでいます」「落ち込んでいます」といった、定型化された記号のようにしか感じられないことがある。関さんのお芝居はまるで違う。生々しく、印象的。どのキャラクターを演じても、彼らの喜怒哀楽が、愛や痛みが、聞く者の胸をまっすぐに刺し貫いて震わせる。 このドラマCDでも、ヤマトタケシの真摯な思い、揺れ動く心が見事に伝わってくる。
☆うめき声の魅力
うめき声やため息といった、言葉にならない声の演技の素晴らしさが関さんの魅力の一つだと思うのだが、今作でもその凄さが遺憾なく発揮されている。 キャラクターの肉体の存在をありありとそこに感じさせる、迫真の臨場感。息づかいひとつで役の精神状態を的確に伝える、圧倒的表現力……。 さらに、関さんのうめきは往々にして、ドキッとするほど色っぽいのである。このドラマCDでも、危うい色気にあふれた数々のうめき声を聞くことができる。特に、トラック8のキャッツアイ(麻薬)を注射されるシーンが超絶最高。「やめろっ……やっ…… あぁっ!」と、見事なあえぎを披露。萌え。……変態ですみません。
☆余談
iTunesで買える、川内康範原作 変身ヒーロー3作品のテーマソングアルバム「愛と正義の助っ人達のロマンボーカル集」に、関さんが歌うレインボーマンのテーマソング「ヤマトタケシの歌」ならびに月光仮面(ドラマCD版に出演)のテーマソング「月光仮面は誰でしょう」と、その2作品についての関さんのコメント音声が収録されている。コメントにて「川内康範先生にお元気で頑張ってほしい」と語る関さんだったが、川内さんは翌年の2008年に亡くなってしまった。